非暴の境界条件
―LV1プレイヤーはどこまで行くことが出来るのか?―

(※本記事は気分的にCSSの拘束を解いている仕様です。)


2、一路リス港を目指して(後編)


問題、

それは……、

お金の問題。

そう、正しくはメルの問題だ。

モンスターを殺さないということは経験値ばかりかメルが一向に「0」だということだ。

さあ、船に乗ろうと思っても……、




この冷淡さ……。

メイプルキノコが可愛く見えてくる始末。
このシャンクスという男、何度、何度、何度頼んでも、首を縦に振ることは無い。
同名の赤髪のシャンクスは、アツイ漢だったから期待したのにもかかわらず。

権威主義である普段の私ならば、表面的には敬意を払っているところであったが、こんな軽口を叩くものだから



(A・レイ風)

果たして大人らしくもなく憤慨してしまった。
しかしいくら憤慨しても150メルは手元にない。

「え?150メルあったけ?あれ1000メル近くあるじゃん?」なんていう
通常プレイにありがちな仄々しい光景は、この冒険では無縁である。




もちろん、ここで他人からメルを恵んでもらうような事はしない。

初心者島ではモンスターを一匹も殺すことなくメルを得る方法が
ちゃんと用意されているのだ。

なあ、そうだろ、バリさん。




さすが、バリさん、分かってらっしゃる。
あの船長の下で働いているのだから、きっと苦労されているのだろう。

さあ、アムホストへ戻ろう。

まず、言っておこう。

のち、リス港到着以降、サブ経由でアイテムの受け渡しすら行わない主義の方ならば
ここで、リアルワールド換算時間でおよそ1週間分以上の時を費やすくらいの覚悟が求められることになる。
(なお廃人プレイ可能な方から1日30分という方までおられるだろうから、あくまで目安程度である)

ビクトリアアイランドについたのならば、実験のための薬代に少なからずメルがかかるからだ。
で結局、いくら必要かって?それは自分で確かめて欲しい。

想像できない不安を想像することも、たまには良いだろう。

前置きが長くなった。

要は……、
     



こういことだ。

勘の鋭い諸氏ならば、私がはじめに武器を捨てていなかったことから、すでにご想像に及んでいただろう。

初心者島のメルは尽きることがない。無尽蔵で寛容だ。特に我が愛すべき楓サーバは18chまである。

基本的に赤い薬+メルが出る場合が多いが、橙色の薬(売値80)なども出る。

これを何度も何度も繰り返す。どうだい?はじめに比べ空振らなくなったのではなかろうか。
だが、なんて野蛮なのだろう。
箱が軋む音を発するたびに心が痛む。


さて、メルも貯まっただろう。

これでリス港へ旅立てる。




サム氏には悪いことをした。
基本的にクエスト重視である筆者にとって、これは、どうも居心地が良くない。
が、ここは先を目指そうか。






さらば、初心者島!


次回へ続く


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