非暴の境界条件
―LV1プレイヤーはどこまで行くことが出来るのか?―

(※本記事は気分的にCSSの拘束を解いている仕様です。)


5、エリニアにレゾン・デートルを求めて

立ち入った瞬間、深緑の背景に心を癒される。



が、この冒険では意外な難所でもあるという南の森
画像に示した位置、ここに大山のように動かないオーバーキラーことアックススタンプ(ハイスタンプ)がいるからだ。

頭上に突き刺さった斧は果敢なる冒険者たちとの死線を潜り抜けた証なのか
それとも単なるファッションなのかは、分からない。

 名前  LV  物理攻撃力  被ダメージ
 アックススタンプ  17  85   55〜59 

まあ、急ぐ旅ではない。森林浴がてら、しばし大樹が動くのを待とうか。


さて、
 



エリニアは深い。

これまでのマップ、いやメイプルワールド全体を見渡しても一マップあたりの深さという点において
群を抜いているといえる。

ビクトリアアイランドの方端にある理由上、エリア全体としては分岐が少ないが

多くの隠しポータル、深く複層的なマップ構成が我々を待っている。

マップを一つ一つみていくと、冒険性の高い「クエスト」が可能でありそうなマップ構成となっており、
そびえ立つ木とか、北の森とか中々のマップだとは思うのだが
その殆どが、冒険の舞台として取り上げられていない。

この現状が残念でならない。



特に北側の北の森、そして、南の森に続く知恵の森からは
森を分け入るように奥へ、奥へと進むことができる。



北側ではカズアイに遭える。相も変わらず気持ちが悪い絵柄である。

さて恒例の初登場オーバーキラー。

 名前  LV   物理攻撃力   被ダメージ 
 ツノキノコ  22  90  63〜66
 カズアイ  35  120  114〜117
 ルーパン  37  110  96〜99
 ゾンビルーパン  40  120  118〜121
 メロディ  55  170  234〜241

この冒険においてはツノキノコは緑キノコと大差ない。
差という意味ではメイプルキノコとピグの差の方が大きいくらいであり、
脅威という点では、はっきり言ってアックススタンプ以下、最も怖くないオーバーキラーの1種である。

ルーパン系も接近しなければ無害なものだ。……多少足が速くて、何だか追跡を受けているようで、厄介ではあるが。
交差気味にこれは飛び越え可能である。

取り立てて、難所といえるのが邪気の森1

ここは既踏中、最高ランクのマップ。

そう、メロディという、これまでのモンスターとは異なり「人型」に見えるモンスターは、驚くべきことに空を飛んでいる
しかも大群で、超スピードで、風情も無く、無軌道精神をチラつかせて



ヒトガタモンスターで空を飛び、しかも中々細かいドット絵。深い森という背景にも相応する様相。

アイデンティティは十分にある。

メロディがメロディとして、この森にいるレゾン・デートルは確かにある。

それゆえ、何も群れることは無いと思うのだが、これが現在の仕様なのだから仕方が無い。



ゆえに、私のウデでは邪気の森2まではたどり着けない……と思っていたのは過去の話。
ついにたどり着いた。




まあ、一瞬で死ねたわけであるが。


さて、この邪気の森には「奴」が現れる。
いや「奴」などとは相応しくなかった。

エリニアをその支配下におさめる少しアホ面な巨大猿「パウスト」(LV50/物理攻撃力165)である。(マノ紹介文風)

案外、長かった。
何度も途中で死んだ。
危険地帯でエリアボスを待ち続けることの困難さなど、今まで考えたことも、ましてや試したこともなかった。

よくよく考えれば安全なルパーンの森で待っていればよかったものの、邪気の森で待つ義務感にかられ、
しばらくメロディ相手に曲芸を演じる羽目になってしまった。



それに、そもそも最下段に居られる時間は、少ない。
メロディがそれを許さないからだ。

実際パウスト到達前に何度か……。
だが、

「パウストが出ました。」
なんという素っ気無い、登場コメント。
まあ、このツラでは、荘厳な登場コメントは不要ということか。



これがなかなか貴重(?)な1レベルキャラがパウストに接触した、まさに瞬間。
このSSを取るにあたって一つ気がついたことがある。
それは、墓が落ちてくるよりも先に、霊魂化するということ。






どうでもいいことですね。

だが、メロディより愛(被ダメ)が少ないのだね、パウスト。

本来ならば、この後も何度か接触を試みる必要があるのだが、それは今後の課題としておこう。
(2度目の接触は218)



(「今後の課題」って便利な言葉ですね)



さて、深緑の都エリニア。




このエリニアからはに乗れる。
大洋に帆をはためかせ、冒険という甘美なる未知を与えてくれる新大陸へ……。

船に乗れる。
……はずなのだ。



このジョエル氏 さえ首を縦に振ってくれれば。

「レベルは低過ぎますよ」と果敢な冒険者を半ば侮辱するように強調してまで止める理由が分からないが
これもジョエル氏の仕事に対する熱い義務感に由来しているものと捉えておこう。

しかし、あの、初心者島で遭った意固地な船長といい、どうも旅船関連の職種に就く人間とは、相性が悪いらしい。



いやいや、経験が足りないということか。

確かにそうだ。
まだ、ビクトリアアイランドの半分も回っていないのだから。

まだまだ、この冒険のささやかな意義はあるはずだ。

と思いつつ、あっとひらめき、「Q」を押すと

  

いや、別になんてこと無いと思う人もいるのだろうけれど、
これ初めて見たので、チョット驚いたんで載せただけである。

これでは確かに経験が足りないのかもしれない。



次回へ続く。

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