非暴の境界条件
―LV1プレイヤーはどこまで行くことが出来るのか?―

(※本記事は気分的にCSSの拘束を解いている仕様です。)



12、下ジャンプで舌カムナin幸福の村(後編)


……。
……き、…。

  
 
貴様か……。
駕籠屋さんの職を奪ったのは……。

しかも増幅装置か。



SiO2せきえいの類にちょこっと魔力か呪力とやらか、或いは錬金術か科学かであーでもこーでもした物体なんだろうが……。
たかが剛性率31ちょいの石っころひとつ、非暴力で押し出してやる……。

……ん?
過去-楓城 天下泰平」?
過去?
どういうことだ。

不覚にも
キノコ神社と楓城が異なる時代のものであるという認識はこれまで持っていなかったが……。

まあ色々時系列のパタンは考えられそうではあるが…。

(実装前)
キノコ神社=楓城
キノコ神社>楓城
(実装後)
キノコ神社=カムナ>楓城
キノコ神社>カムナ>楓城
キノコ神社<カムナ>楓城

歴史補正の波とやらか……?



だが、も、もしかして駕籠屋さん達はタイムワープをしてたの……か?
時かけ駕籠屋だったのか?
アーシア様が大掛かりな増幅装置を使って行う所業を、たった二人(で一組)で行っていたのか?

もしもそうなら、それほどの逸材をクビに……。
あんなに一所懸命働いていたのに。

なんでやねん!

ふ、不当解雇だ。もしも私が駕籠屋さんだったらパッチ前の世界にタイムリープし続けているレベル。



ここは、駕籠屋さん達の復職を訴えたいところだ。
そもそもクビにしたのは誰なのだろう……。

そうだ。きっと、御役人様だ。
駕籠役といえば、下っ端といえど役人。(諸氏も紋付だったのを覚えているだろう)
解雇できるのは、それより、身分の高い御役人様だ。

しかし、暴力に訴えられない以上どうしたものか。


……!


そうだ、願書 だ。

願書を書くしかない。

民衆の想いを。
国訴レベルとまではいかないが、やるしかない。


だが、なんだかんだで、御役所は書式に五月蝿いからな。
しかもチョンマゲ姿の居丈高な御役人様相手となれば、これは慎重に行わねばならぬ。
形式にのっとった願書を書くか。


願書の紙にも注意を払って、と思ったが
”帰還”と、ゲンを担いで帰還の書(ペリオン) の裏側を使おう。
結構値は張るが、こういうものには惜しまない。

さて、文面は……。

おそれながらねがいあげたてまつりそうろうおんこと……。
……。
かごやぎへいそのせつはそのおやくせいれいあいつとめおりそうろうところ……。
……。
おやくにんさまかた、っと。

印を押して……、よし、できた!

 

か、完カベ……。じゃなくて完璧。
人間やろうと思えば何でもできるものだ……。

中途退職を強いられた駕籠屋さん達の生活苦とプレイヤの利用の不便をアピールしつつ
なおかつ高圧的であろう御役人様に対しても(表向き)最大限の敬意を表した完全な願書が出来た。
すこしばかり、紙が汚いのが気になるが……しかし生活苦を訴える手前、丁度良い。



もしも、この願書が無碍に扱われたのならば「天下泰平」とやらに、大規模な都市型騒擾が起こってもおかしくないレベル。
楓城周辺はそういう空気に、新時代の胎動の気配が充満している……。

さて、それにしても誰にこれを届けるか。



恐らく御用商人の類だろうが……、これはダメだな。
特権的ではあるが、あくまで町人身分だろう。

セリフもさることながら目がヤバい。
それになにより相性の最悪な呉服屋 だ。



これは、ちょっとな……、こっちが同情してしまいしそうだ。
それにサスケさんはきっと駕籠屋ファンクラブの会員だろうしな。
セリフで分かる。彼もきっと何らかの手を打っているのだろう。

忍者は問題外だし……。



足軽か。役列も下のほうだし、これもダメだな。

それに目がヤバい。



鷹匠か……。

鷹匠は役人だし、それにこの方、偉そうな雰囲気を醸し出している鷹匠だ。
恐らく鷹匠頭格。

これは、たしかショボい奉行クラスに匹敵したはず。
チョンマゲ時代の勝ち組だ。

目は……、上の方々に比べればマシか。
この方にしよう。



何卒、御聞きお届け下さるようお願い申し上げます。


さて、



これを使うのが、最期であらんことを願うか。

果たして、この願いは通じるだろうか。
まあ、先例が無いわけではない。

以前、本記事「死線の先、ジパング頂上作戦(3)」で冗談交じりにラブコールを送った

 

風雅な椅子が実装された事実は無視できない。
ただし、少し……微妙に……季節感がズレて↓が実装されたけれど。

 秋の茶席チェア(二重表現)


勿論、こんな高そうなものは、手に入れてないが……。
直截的でなくても、願いおんねんは届くのかもしれない。
今度は正しく怨念を飛ばす。

願書まで書いたのだから、この願いは通じるに違いない。

み、みていろクリスタル。
これで駕籠屋さん達を救うことが出来る……はずだ。


これから10年くらいの間のパッチをお楽しみに!



V.軋むクリスマス

ああ……そして2008年最期のパッチの登場だ……。


なるべくサッといこう。より短く、よりライトに行こう。


このパッチと、そのイベントが持つ本義について本気を出してしまうと
九分九厘、FC2から割り与えられた無料ホームページ容量を、テキストだけで使い切ってしまうだろうからな。



ルニか……。逆から読むとニルか。

毎年噂をタレ流す張本人である。
どこかナナ(K)シリーズと同じ香りがするのは気のせいではないだろう。
いや、恐らく同系統の機体……雪上戦などを想定した局地戦使用の試作モデルか。


……そうです、幸福の村 の季節でありますよ、全世界の諸兄ら。
そもそも何故「幸福」という概念を安易に敷衍し(中略)譬えそれが演繹的であろうと(以下略)

メリークリスマス

ちなみに、この呪文を詠唱し続ける、浮かれた日本男児に
「ところで”メリー”って何?」と聞くと、
高確率で、一瞬黙らせることが出来るので、長い人生のために覚えておくと良い。

そう、人生は長いのだ。幸せというものは、突然プツっと途切れ……。

ま、まあ、せいぜい正月にお雑煮でも食べながら辞書でも引くが良い。



ああ、鳴り出した。

この旋律。
12月に、あらゆる場所で流れている、この曲ジングルベルだ。

橇(そり)遊びの歌を、何故これほど喧流するのか分からない。

やはり、この浮かれた旋律のせいなのか
高音域をやたらと鳴らしたアレンジが障るのか
思わずイヤホンを外したくなる。

(一度目サビ・コーラス、じんぐるべーる♪へ入る箇所)


(二度目のサビ・コーラスへ入る盛り上がりの箇所)



我らがペリオン周辺のBGMを聴くと、その差を鮮明に感じられるだろう。

(はじまりの部分)


風格と歴史を感じさせる――骨製であろうか――打楽器の音色からBGMは始まる。荘厳さと静謐さの織り成す(略)
それにしても解析結果すら、この美しさ。

(盛り上がりの部分)


勇壮でありながら人間の持つ業の深さをも描画した音色と言える。
また、ひとつペリオンを愛する理由が増えた。



(むしゃくしてつくった、反省はしていない。禁断の果実社製iPodにてクリスマス……)

やはり、幸福の村にいるときは自前の音楽か、ラジオでも聴いてるに限る。



 



チィ……ッ。こ、このクソ寒い中……、なんということだ。
こっちはサンダルに半そで半ズボン、それに坊主頭という純正ペリオンスタイル なのに。



じ、じんぐるべーる、じんぐるべーる。

 

すずがなる。



きょうはたのしい、



くりすます。



次回へ続くりすます。


なんでやねん……。




次回へ続く。


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