非暴の境界条件
―LV1プレイヤーはどこまで行くことが出来るのか?―

(※本記事は気分的にCSSの拘束を解いている仕様です。)



欠番Aウェディングタウンのアポリア 



正しい結婚の基礎は相互の誤解にある
     ――Oscar Fingal O’Flaherty Wills Wilde




そうだ、シャワーを浴びて服を新調しに行こう!

と、思ったのだが、レベル1で着用可能は服が殆どない ことに気付く。
以前も書いたが、呉服屋はレベル1に対して冷淡である。
もはや、健康で文化的な最低限の(略)に抵触するのでは、と疑いたくなるような冷淡ぶりである。

タオルどころかリスで売ってるズボン(青)やオレンジ色Tシャツすら着ることができないのだ。
まさに、生涯逆ドレスコード……。

初心者島に帰れば代えの服が手に入るような気もするが



それには人気度が300 いるらしいので、これも無理。
というか、往路150メルの対価に対してもはや暴挙ともいえる復路のPOP300。

また、この男……。

詐欺ってレベルじゃない。
イキハヨイヨイカエリハコワイ。
国民的、心のナンバー『とおりゃんせ』が聴こえてきそうですらある。

1番   

通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細通じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ

2番

通りゃんせ 通りゃんせ
ここは冥府の細道じゃ
鬼神様の細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
贄のないもの通しゃせぬ
この子の七つの弔いに
供養を頼みに参ります
生きはよいよい 還りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ



しかし、それに付けても……、シャンクス。
間違いなくこのオトコのPOPはマイナス 300以上であろう。
いや、もはや虚数の領域だろう……。

こうなると、手ごろなのはアレ しか無い。
たしか20分という時間制限はあるが、アレ しか無い。

そう、タキシードである。
だが、ご存知のようにタキシードはウェディングタウンという異次元にある。



なお今回も「欠番」である。よって普段のモノに比べ非暴力に関係ない叙述になる可能性が極めて高い。
ゆえに「茫洋」が墓を落とすところを至上の至福(二重表現)とする
Sっ気たっぷりの愛すべき読者諸氏の期待には、あまり応えられない。




ところで、
これはもはや、個人の感性の問題といってもいいが
読者諸氏にも”これだけは性に合わない”というMyワーストNPC があるだろう。

 

私にとって は↑がそれである 。
ふわふわと定点で浮きつつ、ときたま花弁から花粉らしきものを世界各地で散布するこの物体である。
見た目(形状)からして馴染めないのに、このセリフ。


そうセリフなのだ。
見た目だけならアンニン氏やイエリッキー氏などユークリッド的世界を止揚した上級者がいる。

なにより、こういう明らかに電波がかった客引きのようなものがピンポイントで苦手 なのだ、私は。
(一時停止)

以下、ナナ(K)が好きな方は読まないでください。

(再開)
勘弁してほしい。
これに比すれば、ポニチャイなどは可愛いものだ。
恐怖すら感じる。

大体、何で浮かんでいるのだ。プロペラの存在も観測できないし、ヘリウムでも詰まってるのか。
それとも、磁場でも形成してるのか。
いやいや、それとも、この物体……、質量がマイナスなのか。周囲は斥力だらけなのか。
それをあの花みたいな推進装置で制御しているのか。
しかし、質量がマイナスなんかだったら、観測不可能なはずだし……。なんなの?…これ……、怖い……。


↑のナナカッコケーのセリフが、敬愛すべき大方の読者諸氏(もちろん老若男女問わずである)にとって、
間違っても声に出して読みたくない日本語であろうと心の底から信じている。
黙読、いや斜読ですら赤面してしまうほどの「愛のパワー」とやらが満ち溢れているモノである。
怖い……。


ちなみに「次」とあるように、このノリは、同意するまで1回、同意選択後1回、つまり、あと2回ほど続く。
大事なことなのでもう一度言っておこう。このノリはあと2回続く
神経が脆い私などは、この文章のノリがこのまま続くと思うだけで結婚を遠く感じてしまう。
果たして、垢抜けない人間に対する抑止性効果文なのかと疑ってしまうほどである。
怖い……。



まあ、字面のノリが合わないというだけなら、まだ良いのだ。


あらためて簡単にナナ(K)ななかっこけー のセリフの流れをみておこう。

(世界が愛に満ち溢れ、世界が美しい理由)
@.あ〜今日はとてもステキな日!             (唐突に感傷の暴露)
A.世界は本当にキレイ!               (畳掛けるように主観の押し付け)
B.この世は愛で溢れてると思わない?        (続けて感傷の共有化を強要)

⇒フラッシュジャンプでナナ(K)が颯爽と登場。
導入部ではあえて大げさに振舞うことで、相手の興味を引く。私もヒク。つまり一度ノックバックされた状態。
勿論ナナ(K)はその隙にブースターとヘイストをMAX状態。
ナナ(K)「さて……垢抜けない新参男を揉んでやるか……」


(起部の因子、昇華)
C.ウェディングタウンに満ちている愛のパワーが
ここまであふれている気がするわ!         (感傷の飛躍による新概念の定義)


⇒導入をここで受けつつ一旦閉じ、本題への導引を行う。さながらアイスストライク。
導入部が消化不良のまま「昇華繚乱」され、一瞬、怯む。
つまり不意打ちによるノックバックから回復したものの、強烈な追撃により次の一手が打てない状態。
ナナ(K)「Jタコ入りま〜す!」


(承部の展開)
D.ウェディングタウンへ行った事はある?         (疑問形による対話)
E.そこは愛が満ち溢れてる所なの!            (飛躍による断定)
F.ね?                            (同意をもとめつつ疑問符)
G.ロマンティックじゃない?                 (感傷の共有化を強要)


⇒山場。ここにきて初めて疑問という形態をもって対話をはじめる。
前段の新概念を飛躍及び飾語により一気に”定義”。定義の過程を勢いで省くことで疑念を差し込む余地を無くす。
アサルターを食らったかと思ったら実は暴風であったという感じ。もうとまらない。
対話がはじまったかと思いきや、一方的かつ遠方(高み)から畳み掛けるが如き、鬼神の連続攻撃である。


(主題の提示)
H.そこへ行きたいなら送ってあげることもできるよ。    (もったいぶりつつ誘引)
I.どう?                            (同意をもとめつつ疑問符)
I@.行ってみる?                           (主題)


⇒優位に立ちながら主題を提示。見下されながらも、思わず同意をせざるを得ない状況に。
ナナ(K)の薄い笑みとともに、ビックポケットが口をあける……もうあなたは陥落間際。合掌。


一見すると散文体のまとまりのない文章のようだが、
分解してみると明らかなように、実際は、起承転結が流れるように展開する。
そして非常に戦略的である。
怖い……。

発問(相互的に対話可能な箇所)=(主題)はDとI@の2回。
本来ならば、この2つで事足りるのである。
非常にシンプルなのだ。

ウェディングタウンに行ったことがあるか?

行ってみるか?


しかし、ナナ(K)はそんな単純なことはしない。
ナナ(K)は「愛のパワー」をはじめとする強調や疑問符、飾語を多様することによって逆に主題を明確 にする。
それも主題部分は節をあけて、リズムとりながら、それを配置する周到さである。
慢心など、そこには一片のカケラも無い。
怖い……。

相当な使い手である。
海賊に続く新職業「客引き」が実装されたならば、まず職業師匠格に推されるであろう。
どうやら、すでに弟子もいるようだ。
彼らはナナ(K)文法を学んだ、言葉の暴力の使い手である

(参考、弟子ハリ氏と弟子モンロンジジ氏。彼らはトモロク増枠用NPCである。
↓はキャンセルした場合のセリフ)

(「客引き」一次職レベル。まるで分かっていない)


(「客引き」二次職レベル。少し成長している)

捨て台詞で手加減するあたり、未熟といわざるを得ない。
「気が向いたら〜」なんて、甘っちょろいことをノタマウようじゃナナ(K)には及ばない。
加えて結びを「…」のようにフェードアウトして締めるなど言語道断である。
「ちくしょう……お、おぼえてやがれ!」といってケツを捲くる三下と何ら変わらない。



ナナ(K)の捨て台詞は、弟子たちより痛烈なインパクトを与える。
そう。そもそも をつくのである。
ご存知の通り、別にこれが「絶好のチャンス」でもなければ、まして「素敵なチャンス」でもない。
しかし”否定=チャンスを見逃す”という2度の虚偽をしてまで客を引き止めるのである。

しかも「絶好」→「素敵」と「チャンス」に二つの意味をもたせつつ、
自らの虚偽をぼかして退路までつくるという技術。
加えて何よりもウェディングタウンは”本当にキレイ”でもない。

そして最期までPや労力がかかることはベールに包み、拒否の責を全てをフュール・ジッヒな「愛」に収斂させる。

結構長いことメイプルをやっているが、金銭問題を含むセリフにつき
これほど明確かつテクニカルに嘘をつくNPCはそうそう出会えない。
しかし文法的にみて明らかに弟子たちはナナ(K)のワザ を踏襲していることが伺えよう。
今後、ナナ(K)の弟子たちがさらに増えるかもしれない。(当社比実現度13.6%)

ああ、それにしても何て恐ろしいのだろうか。
何も知らないようなフリをしてその実、全てを見透かしている。
人の心の弱さを掌握し、それを無慈悲に弄ぶ、冷徹な姿勢。

これは、眼前にある明確なフォビア(恐怖)である。


(画像はイメージです。怖い……。)

このまま続けると、ブローカ野がやられてしましそうだ。

そんな訳で私は普段から、このナナ(K)という訳の分からない飛行物体 を誤ってクリックしないように
細心の注意を払っている。

本来は視界――すなわち、正確には私のメイポ用PC15.4インチモニタの枠内にすら入れてはいけないのだ。
しかしながら、このナナ(K)はご存知のように至るところにいる
しかもその多くは、何も知らない無害なプレイヤが思わずクリックしてしまうような危うい位置、
つまりキャラクタの動線上に配されており、非常に厄介 である。

ビビリな私はマウスポインタが誤ってナナ(K)上に載らないように軌道を予測して、これをを排するくらいである。
もう、いっそうの事、成層圏界面(高度50km)あたりの軌道上を浮遊してはくれないだろうか、ナナ(K)よ。
そうすれば飛行速度vは7.87km/sとして……あ…ア…レ?…85分置きごとに軌道周期が一致する……?
もうちょっと……遥か彼方でお願いします。


(上図:波動的に隔離空間中のナナ(K)の微粒子を観測中。怖い……。)

だっ…だいたい、(K)って何だよ……ほかに少なくともナナ(A)〜(J)(計10匹)がいるのか
と名前を見た段階で、無害なプレイヤが戦慄してしまうだろう。

Kって……。
ノック(knock)アウト、ノックバック、キリング(killing)、悪党のような(knavish)、ケルビン(K)、ナイフ(knife)……。
それとも「ナナ⇒7」で、「K⇒11番目のアルファベート」で、「7月11日」の意味か……?
7月11日といえば国連の某外局(United Nations Population Fund)が定めた「世界人口デイ」。
つまり早婚化による多産信仰的な……。

いや、そんな目出度い日の事などは意味しないだろう。
もしかして、至る所にいるコンビニさ加減から、単純にセブン○レブンなのかも?
 
検討もつかない……影すらつかめない。

これが真の闇、――ナナ(K)か。


再び脳内メーカーでも使ってみるか。


(怖い……。)

やはりな。

というか、期待(?)を遥かに超えた結果だ。

以前ジパング編でラーメン販売業(セレブ)・ロボ氏を調べたことがあったが
彼でさえ「悩」の文字も見られた。

だがナナ(K)は、そんな迷いなど無いようだ。
「欲」で、全方位を固め、その核には「金」とは……。 

さすがはPに絡んでくるNPCだけはある。
恐ろしい。
それにしても脳内メーカーすごすぎだろ……。

 

しかし、それを今回はあえてクリックした。
前置きが本当に長くなってしまって、もはや何が主題か分からなくなってしまったが
勇気を振り絞って真正面からナナ(K)をクリックした。

(中略)

そしてたどり着いたわけだ、ウェディングタウンに。
タキシード を買うために。

  

もっともレベル1でこの地を踏んだ者、
ここまでMOBを葬らずに到達するものは少ないであろう。

この文脈は、パラテクスト性を意識した場合、非常に重要な意味をもつのだが
内にむかうアイロニィがやがて止揚に至り(中略)すなわちメタ認知的な領域に(以下略)。

いずれにせよ、幸 福ウェディングには、いつも何かの犠牲が付き物である。



 

フハハハ、招待など受けるはずなかろう。
このキャラは現在、トモロクすら0だ。

おおっと、横柄が過ぎた。
どうか、許していただきたい、ビビアンさん。

しかし何よりレンタルとはいえ、タキシードは安い
上着(背広)、シャツ、タイ、スラックス、カフリンクス、ウェストコート、サスペンダ、チーフ、と
上から下まで一式でこれは、中々安い。
1分あたり、25メルとは。
ちょっと高級なラーメン一杯ほどとは。

まあ、その分、時間制限がちょっとタイトな気もするが……。


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さて、色を選ぼうか。



ほう……青、 か。
これは私には に見えるということにしておこう。
一番上にっぽいものがあるようにも見えるけれど、二着あることにしておこう。
に限り袖口とネックカラーで服全体のカラーが「青」と決まる文化圏なのだろう。
きっとそうだ。


は良い色だ。色彩学では成人が最も嗜好する色はとされている。
勿論ワタシはアダルトだ。

R・ジェラードのコンダクタンスを用いた研究によれば
が自律神経に働きかけ精神安定剤の役割を果たすことが分かっている。
勿論ワタシは精神に支障をきたしつつある。

それに目にも優しい。
J・ハイガリーの実験により 色サングラスはマバタキ率の減少、
ひいては不眠症の解消を促すことが分かっている。
勿論ワタシは、目も悪いし、毎日睡眠時間は3、4時間程度だ。

は素晴らしい。
空も海もい。デンデンもい。キノコもい。木昆陽はサツマイモを栽培した。
そして、何よりワタシは二才である。

 

ゆえに、こちらのを選ぼう。
初心者であっても戦士であっても魔法使いであっても弓使いであっても盗賊であっても海賊であっても
タキシードを着用すれば、紳士淑女に早変わりである。

エレガント だ。 

そして、この冒険はじまって以来、装備が変わったわけだ。

 
(私は今まで一度も日本の結婚で上のような缶カラカラを見たことが無い)

このウェディングタウン、普段は人なんか居ないのだろう、と思ってきてみたわけだが存外に人がいる。
カップル(死語)が憩うような場面に、数度遭遇したことから恐らくチャットをするために、ここを選んでいるようである。
お邪魔しました。 

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おや、MOBをモティーフにした植物アートではないか。




MOBを大切にするあたり、愛のパワーも捨てたものじゃない。
てっきり愛(ラヴ)だけかと思ったら愛(アガペ)も意識しているようである。
これには、感心感心。

往々にしてゲームにはマスコットキャラ的な存在がある。
(ドラ○エならばスライムといったように、主人公以上に「顔」になる存在である)
メイプルの場合、この「顔」にあたるのは、メイプルキノコとデンデン、あるいはスルラのどれなのだろうか。

そういえば
ついこの前、たまたまテレビをつけていたときにメイプルストーリーのテレビコマーシャルが流れ
「メイプルキノコが(「に」だったかも)〜〜」というフレーズが聴こえてきた。
やはり扱いからいってメイプルキノコ なのかな。

キノコを全面に押し出しいるゲームとなると、アノ配管工が真っ先に思い浮かぶので
個人的には蝸牛を押したいところではあるが。 

たしかゴールデンに近い時間だったと記憶しているし、その中で一本CMうつなんて結構な出費であろう。
CM、いつごろからやっていたのかしら。


(「オンラインゲーム CM」で検索するとご覧の通りNEXONがトップにくる/2008年10月脱稿現在)

それでもテレビCMからゲームに新規参入(略して新参)してくる方もおられるわけだから
やっているのだろうなあ。
成否は分からないが、そういえばメイプルストーリーのアニメなんかも放送していたらしいし、
これも勿論相乗効果を期してのことなのであろう。

インターネットとテレビは昔から相性について良く語られてきたわけであるが
ことオンラインゲームは純粋な情報コンテンツでもないわけでテレビとの相性が案外良いのかもしれない。
少なくともNEXONはこの戦略にかなり傾注しているようである。

なんか世相に疎い人間が時代遅れのことを語ってる気がしてきたのでここらでやめておこう。


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さて、周知のようにメイプルストーリーには結婚システムが搭載されている。
そして、ここ、ウェディングタウンがそのヒノキ舞台である。

このシステムは、P(課金)の領域にあり、とりわけ特殊な位置づけがなされるものである。

結婚は友録と違い視覚化されるが、ギルドのそれに比べれば、”見えにくい”。
指輪により能力は向上こそすれど、同額のPをつぎ込めば、それよりも多くの対価が得られる。

人にとってはコミュニケーションシステムの拡張・強化をはかるような感覚、
アバタ(装飾)のような感覚、Pで”買える”キャラクタのステータス補正(能力向上)のような感覚と、
かなり意味が違ってくる。

なによりも「マジ」な場合、メタ(の2乗、つまりメタメタ)な話になる。
2008年10月には本ゲームの結婚にからみ、刑事事件もあったようで
驚かれた方もおられるだろう。
(その年齢に驚かれた人も多いだろうが)



(ちなみに上のカップル(死語)は数少ない2人で1人扱いのNPCである。)

それにしても
実際に夫婦関係となったキャラクタA(男性キャラ)とB(女性キャラ)の関係と操作する主体(男性or女性)の関係を
恋愛性とキャラクタの能力向上という項で、次のように

@AとBはメイプル以前から夫婦or深い友人・恋人関係にありいゲーム内でも同様の契約を結んだ
AAとBを操作する主体は異性同士でありゲーム内で深い友人・恋人関係を経たのち夫婦になった
BAとBを操作する主体は同姓同士でありゲーム内で深い友人・恋人関係を経たのち夫婦になった
CAとBを操作する主体は異性同士であり恋愛感情はなくキャラクタの能力向上等につき夫婦になった
DAとBを操作する主体は同姓同士であり恋愛感情はなくキャラクタの能力向上等につき夫婦になった
EAもしくはBの片一方は恋愛感情を抱いて夫婦関係になったが片方には恋愛感情はなくキャラクタ能力向上等のため装っていた
FAとB両方が恋愛感情はないにも拘わらず相互が表面的に恋愛感情を装いキャラクタ能力向上等のために夫婦になった
GAとBを操作する主体は同一人物であり複数のIDを扱える状況のもと夫婦関係を結んだ
H・・(略

適当に書き並べてみただけでも、結構パタンがある。
これはあくまでゲーム内の条件である。意味まで考えると複雑極まりないものである。

Eなどはさらに分岐するし、
例えばAなども、現実世界に恋愛もしくは夫婦関係にある人がいる場合orない場合と、
「ゲーム外」の条件を加えるともっと複雑になる。

Fからは実際に恋愛関係に発展することもあるだろう。
@なども例えば遠恋 (物理的な距離が障碍要素と一般的に認識される場合から導き出された特殊恋愛型)
などであった場合にその意味が変わってくる。

実際にはどれが多いのだろうか。男女比からいってDかGが多そうではあるが。



ちなみにメイプルの結婚はグループ交際 (死語であり本質的には異義)が前提となり



離婚制度がやや特殊なもの であったりする。




もちろん、私は結婚ができない。



まあ、中の人はともかくとしても、キャラ的には”若い”からである。
やはり「レベル10」という標しは大きな境界 のようである。

レベル9で経験値が1241まで溜まったキャラとレベル10になり立てのキャラで
それほど大きな違いがあるようには思えないのだが、
こういう節目を考える場合、そういうものでも無いらしい。



そういうわけで無数にある結婚パタンのうち、どれが良いとも判断できないし、私自信はする気もあまりない。
システム自体の本質にかかわる是非も、本来的には問える性質のものではないだろう。
観測自体は面白そうではあるが、しかし、野暮で、何よりエレガントではないのかもしれない。



とりあえず、結婚している皆さんのうち、今を幸せに感じられておられる皆さん、
これから幸せを手に入れるであろう皆さん、末永くお幸せに。

 
チャット欄に告知が流れるたびに
私も心の中で呪って……、じゃなくて祝っています(お約束)。


今度、全く知らない人の結婚式にでもいったみようかなあ。
嫌がられそうではあるが。



それにしても「結婚」か……。
人の営みが未来を、歴史を、つくる。

おおっと、兎も角折角カクカク、タキシードを買ったのだから夕日をバックに一枚。
改めて、この姿は凛々しい。

 

と思いきや、無常にタキシードの魔法は、ここで解けた。
結局、ナニをしにきたのだろうか。
まあ、こういう旅も悪くない。


ああ、あと私は本当はナナ(K)が大好きです☆







「☆」は勿論、愛嬌である。 




やっぱり、怖い……。




次回へ続く。


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