非暴の境界条件
―LV1プレイヤーはどこまで行くことが出来るのか?―

(※本記事は気分的にCSSの拘束を解いている仕様です。)


3、リス港からヘネシスへ(前編)




ようやくたどり着いたリス港。
だが、真の冒険はここから始まる。



こんな気前の良いサム似の男に声を掛けられても、ここはやはり、徒歩を選ぼうか。





新たにキャラを作るたびに、この少しシンボリックなココヤシ を一度振り返るのはいつもどおり。
そして、舗装された白石畳を飛び越え、いざ。

ビクトリアアイランド編スタート

さて、旅立ったものの、行く手に現れるモンスターはしばらくは初心者島でそれと同じである。
だが、安心はできない。いや、エリニアへと辿る路は、むしろその前半が厳しいとさえいえる。

そう、奴がいる。いや「奴」などとは無礼極まりなかった。訂正しなければ。

悠久の時間の中に身を置き、その時間さえも支配する、あの古老が……



涼しい気運って、どんな気運なんだ、と一人思索にふけりつつ、ロープをよじのぼると




リスをその支配下に置く賢人ならぬ、賢デンデン「マノ」(LV20/物理攻撃力90)。
場所はご存知「海岸の草原3」。

なんという大きさ。どう考えても飛び越えられない。
同じ段に上った瞬間、マノは臨戦態勢。さすが、賢デンデン。容赦は無い。

しかし、この威厳に恐れてばかりはいられない。
接触を試み、被ダメ(愛)を確かめる必要がある。



まさに瞬殺。初接触は被ダメ64。

記念すべき初オーバーキラーとの出遭い。
そう、こちらのHP50を上回るモンスターと接触した時点で当然最寄の、今回はリスへ送還される。
つまりマノが鎮座している場合、これより上の段は踏み込めない領域となる。




あれだけ格好良く飛び出したリス港へ戻されても、決して泣かない。
初心者ゆえ、当然HPはフル充填完了済みだ。

まだだ、まだ終わらんよ!






さすがは賢デンデン・マノ。一向に人類に歩み寄る気配すら感じられない。

なおかつ、死者に対しても全てを見透かしたような視線を変えることは無い。

この後、何度かマノの眼前に墓を築かせていただき、
結果、接触ダメージは63〜66程度をおおよそ推移するらしいことを確認した。



後編へ続く。



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